下松労働基準監督署(署長 西村哲史)は令和7年7月3日、株式会社クニモト電設工業ほか1名を、労働安全衛生法違反の疑いで山口地方検察庁岩国支部に書類送検した。
1.被疑者
(1)株式会社クニモト電設工業 所在地:山口県柳井市
(2)同社 代表取締役A
2.違反条文
被疑者株式会社クニモト電設工業、被疑者代表取締役Aともに、
労働安全衛生法違反
同法第20条第3号(事業者の講ずべき措置等)
労働安全衛生規則第342条第1項(高圧活線近接作業)
同法第119条第1項(罰則)
同法第122条(両罰規定)
3.事件の概要
被疑者株式会社クニモト電設工業は電気工事業を営む事業者であるが、同社の代表取締役Aは、令和7年4月7日、山口県熊毛郡平生町の現場において、労働者Bにキュービクル式高圧受電設備(イメージ図)内の配線工事の片付け作業を行わせるに当たり、高圧の充電電炉に絶縁用防具を装着していなかった疑い。
上記作業中、労働者Bは、6,600ボルトの電圧がかかっていた高圧交流負荷開閉器の露出した充電電炉に労働者Bの頭部が接触し、感電する労働災害が発生した。